今回は、デルテクノロジーズ社のSiteIDについて、PartyIDの違いについて簡単に記載する。
数年前まで私も別物であると思っていたのだが、
結論として、SiteIDとPartyIDは同じものである。
SiteID(PartyID)とは
デルテクノロジーズ社にて、サーバやストレージ機器を購入すると、
購入した機器のシリアルナンバー(S/N)と設置場所、
保守連絡先に紐づいた一意のID(数字)が発行される。
この数字のことをSiteIDと呼称する。
もともとはEMC社の文化であり、Dell社と統合されデルテクノロジーズ社となった後も、
ストレージ製品と一部サーバ(VxRail等)については、SiteIDが発行されている。
PartyIDが古い名称。SiteIDが新しい名称。
当初はEMC社の保守番号であり、PatyIDと呼ばれていた。
それが、どこかのタイミング、SiteIDに名称が変更されている。
過去資料を一通り調べてみているのだが、
2013年頃の資料ではPartyIDのみで記載されており、
2015年頃の資料からSiteID/PartyIDと記載されるようになっている。
2017年頃からSiteIDに変わっており、デルテクノロジーズ社の公式サイトや、
海外のブログでは、SiteIDにて統一されて記載されている。
過去資料について、PartyIDと記載されていても、SiteIDと同じものである。
私も今後は、意識してSiteIDと使うようにしている。
SiteIDの確認方法
方法としてはいくつかあるが、一般的な方法については下記になる。
①デルテクノロジーズからのメールを確認する
デルテクノロジーズ社にて、サーバやストレージ機器を購入するときに
デルテクノロジーズ社から送られてくる、メールにSiteIDが記載されている。
②デルサポートサイトにて確認する
デルサポートサイトにログインして確認することができる。
しかし、こちらを実施するためには、ログインアカウントに対して管理者権限が必要である。
1.ログイン後、右上のアイコンをクリックし、「会社情報を管理する」を選択
2.「View Sites」を選択
3.表の「Site」箇所で、それぞれ危機に紐づくIDが確認できる
③担当者に聞く
デルテクノロジーズ担当者に聞く。
最近では、サポートサイトからサービスリクエストを上げて確認することもできる。
ただ、基本的に「上記①②を確認してみてほしい」と言われることが多い。
どんな時に使うのか
基本的に先述した通り、購入した機器と場所、保守連絡先を紐づけ管理するために使用する。
代表的な例として、下記2点である。
①サーバやストレージを導入した環境にて、SRSを構築し監視を行う時に使用。
SRSを構築するうえでSiteIDは必須情報になる。
②構築時や運用時、デルテクノロジーズ社にサービスリクエスト(SR)のメールを出す時に使用。
何かしらの、障害が発生し、デルテクノロジーズサポートにSRを発行する際、
対象機器を特定するために使用。サポート側からもSiteIDの連携を求められる。
まとめ
ここまでスクロールしていただきありがとうございました。
繰り返しになるが、まとめとして下記となる。
・SiteIDとPartyIDは同じものである。
・SiteIDの方が呼び方として新しく、はこちらで統一されている。
皆様の参考になれば幸いです。
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